微細ひび割れの形成と接触を考慮した準脆性材料の圧縮破壊シミュレーション

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タイトル別名
  • Simulation of compressive failure in quasi-brittle materials involving contact on crack interfaces

抄録

本論文では, 微視的なひび割れが発生し, 破壊進行領域が形成され, 巨視的なひび割れに至るといったセメント系複合材料の一連の準脆性破壊を再現可能な, 圧縮破壊シミュレーション手法を提案する. まず, 準脆性材料の巨視的な圧縮破壊を微視的な引張破壊とせん断破壊で表すモデル化と, 圧縮荷重下における不連続面の接触のモデル化について述べる. 次に, 巨視的な引張破壊とせん断破壊の再現性に関する検証例を示した後, 不連続面の接触を考慮した場合としない場合における破壊挙動の相違について考察する. 最後に, 一軸圧縮荷重を受けるセメントペーストやモルタルの破壊挙動を観察した既往の実験結果とシミュレーション結果を比較し, 提案手法の妥当性について検討する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204471850880
  • NII論文ID
    130004438107
  • DOI
    10.11421/jsces.2014.20140006
  • ISSN
    13478826
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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