生物脱臭の現状と新たな展開  充填塔式生物脱臭法の適用事例と新たな展開(バイオスイーパー)

  • 米久 滋
    荏原環境エンジニアリング(株)水・環境開発室第二グループ
  • 宮下 才知
    荏原環境エンジニアリング(株)技術統括室下水技術グループ
  • 塚本 敏男
    荏原環境エンジニアリング(株)水・環境開発室第二グループ

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Packed-Tower Type Biological Deodorization and New Developments

抄録

近年,下水処理施設などから発生する臭気処理に対応するため,充填塔式生物脱臭法が実用化されている.従来,本法は,後段に活性炭吸着法を組み合わせて採用されることが多く,吸着剤の交換頻度を減らし,維持管理費を低減させることが目的であった.しかし,さらなるランニングコストの削減および環境負荷低減の要望が強くなり,高性能な充填塔式生物脱臭法の開発が必要とされている.本稿では,充填塔式生物脱臭法の原理,特徴,構成例などを述べるとともに,具体的な適用事例として,下水の汚泥処理設備や水処理設備から発生する臭気を対象とした充填塔式生物脱臭装置の運転条件,処理成績などを紹介した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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