鋼鉄道トラス橋縦桁横桁連結部の疲労特性とその改善方法

• 高橋 和也

  東海旅客鉄道株式会社

• 内藤 繁

  東海旅客鉄道株式会社

• 関 雅樹

  東海旅客鉄道株式会社

• 市川 篤司

  財団法人鉄道総合技術研究所

• 三木 千壽

  東京工業大学 理工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名

• FATIGUE PERFORMANCE OF CONNECTIONS BETWEEN STRINGERS AND FLOORBEAMS IN STEEL RAILWAY TRUSSES AND ITS IMPROVEMENTS

抄録

初期の溶接鋼鉄道トラス橋の縦桁横桁連結部の多くで疲労き裂が発見されている．主要部材の連結部であるため，その対処方法が不適切であると，列車の走行安全性とともに橋梁の寿命に大きな影響を及ぼす恐れがある．本研究では，当該連結部の確実な延命化対策の確立に向けて，疲労特性を明らかにするとともに，その改善を図る補強方法を提案することを目的に，実物大の試験体を用いて静的載荷試験および疲労試験を実施した．その結果，当該連結部は疲労強度が低く，その溶接部からのき裂進展により周辺部で応力が増加し，き裂が発生する可能性が高くなる箇所が存在することが明らかになった．また，これらのき裂に対する補強方法を提案し，応力低減効果を確認することにより，その有効性を示した．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ａ

  土木学会論文集Ａ 64 (2), 394-407, 2008

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• railway steel bridge
• trough truss
• connection between stringer and floorbeam
• fatigue
• reinforcement

詳細情報

• CRID: 1390282680231418496
• NII論文ID: 130004467112
• DOI: 10.2208/jsceja.64.394
• ISSN: 18806023
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可