高圧脱水固化処理による汚染粘土の強度増加と有害物質の溶出低減効果

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  • 笠間 清伸
    九州大学 大学院工学研究院建設デザイン部門
  • 善 功企
    九州大学 大学院工学研究院建設デザイン部門
  • 陳 光斉
    九州大学 大学院工学研究院建設デザイン部門
  • 倉富 樹一郎
    国土交通省 港湾局 環境・技術課

書誌事項

タイトル別名
  • STRENGTH PROPERTY AND POLLUTANT ELUTION CHARACTERISTICS OF CONTAMINATED SEDIMENT TREATED BY CEMENT-MIXING AND MECHANICAL DEHYDRATION

抄録

本論文では,重金属,トリブチルスズ(TBT)およびトリフェニルスズ(TPT)を含む汚染粘土を対象に,固化材等を混合し高圧で機械脱水を行う手法(以下,高圧脱水固化処理とよぶ)を用いて,汚染粘土の強度特性の改善および汚染粘土中に含まれる有害物質の溶出低減効果を調べた.得られた結論をまとめると以下のようになる.(1) 固化材添加率30%および脱水圧力10MPa以上の作製条件において,10MPaを超える一軸圧縮強度を有する固化処理土を作製できる. (2)高圧脱水固化処理により,汚染粘土からの重金属の溶出を環境基準値以下に低減できる.(3) 高圧脱水固化処理後の汚染粘土からのTBTとTPTの溶出量は,アルカリ性領域において,溶媒のpHの指数関数として表すことができる.

収録刊行物

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205252767872
  • NII論文ID
    130004468213
  • DOI
    10.2208/jscejc.63.544
  • ISSN
    1880604X
  • HANDLE
    2324/21963
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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