海水環境下における石灰処理土の性状変化に関する基礎的検討

• 原 弘行

  佐賀大学大学院 工学系研究科システム生産科学専攻

• 林 重徳

  佐賀大学 低平地研究センター

• 末次 大輔

  佐賀大学 低平地研究センター

• 水城 正博

  佐賀大学大学院 工学系研究科都市工学専攻

書誌事項

タイトル別名

• STUDY ON THE PROPERTY CHANGES OF LIME-TREATED SOIL UNDER SEA WATER

抄録

本研究では，海水環境下における石灰処理土の性状の変化を明らかにすることを目的にして，石灰処理した有明粘土および濃度を変化させた人工海水を使用して，溶出試験と浸漬試験を実施した．その結果，石灰処理土と接触する人工海水の濃度が高いときほど，生石灰の主成分であるCaの溶出量が多くなることを明らかにした．また，人工海水に浸漬した石灰処理土は，浸漬水との接触面から深部に向かい，徐々に軟化することを示した．軟化がみられる範囲では石灰処理土中のCa濃度が著しく低下する．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｃ

  土木学会論文集Ｃ 66 (1), 21-30, 2010

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• quicklime
• Ariake clay
• soil stabilization
• sea water
• Ca leaching

詳細情報

• CRID: 1390001205253811968
• NII論文ID: 130004468374
• DOI: 10.2208/jscejc.66.21
• ISSN: 1880604X
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可