ケーソン岸壁の動的安定性に与える固化処理と裏込め石の効果

DOI HANDLE 参考文献2件 オープンアクセス
  • 笠間 清伸
    九州大学 大学院工学研究院建設デザイン部門
  • 善 功企
    九州大学 大学院工学研究院建設デザイン部門
  • 陳 光斉
    九州大学 大学院工学研究院建設デザイン部門
  • 林 健太郎
    五洋建設株式会社技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • SHAKING TABLE MODEL TEST ON SEISMIC STABILITY OF CAISSON TYPE QUAY-WALL IN APPLICATION OF CEMENT-MIXING METHOD

抄録

本論文では,液状化対策として背後地盤を固化処理したケーソン岸壁の振動台実験を行い,ケーソン岸壁の動的安定性に与える固化処理と裏込め石設置の併用効果を明らかにした.以下に得られた結論を示す.(1) ケーソン岸壁の背後地盤を固化処理することで,地震時における岸壁および背後地盤の変形を大きく低減でき,その際には固化処理地盤内に裏込め石を設置することはあまり有効でないと考えられる. (2) ケーソン岸壁の背後地盤を固化処理すると,地震時における岸壁と固化処理地盤の水平振動の位相差が小さくなり,岸壁と固化処理地盤が一体化して挙動する.このことにより,背後地盤からケーソン岸壁に作用する地震時土圧は固化処理地盤底部の抵抗力に起因して減少するため,ケーソン岸壁の地震時水平変位は減少すると考えられる.

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205254391040
  • NII論文ID
    130004468388
  • DOI
    10.2208/jscejc.66.196
  • ISSN
    1880604X
  • HANDLE
    2324/21964
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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