フライアッシュを用いた環境負荷低減コンクリートに関する研究

• 堺 孝司

  香川大学 工学部安全システム建設工学科

• 増田 裕

  香川大学大学院 工学研究科安全システム建設工学専攻

• 高野 剛

  （株）四国総合研究所 土木技術部

• 石井 光裕

  （株）四国総合研究所 土木技術部

• 竹中 佳

  四国電力（株）土木建築部

書誌事項

タイトル別名

• ENVIRONMENTAL IMPACT-REDUCTION CONCRETE USING FLY ASH

抄録

本研究では，環境負荷低減を目指したフライアッシュ利用コンクリートの開発を目的として，フライアッシュのセメントおよび細骨材置換によるコンクリートのフレッシュ性状および強度発現に及ぼす影響について検討を行った．また，フライアッシュ利用による環境負荷低減効果，具体的には，CO₂等排出量および骨材削減量についても検討を行った．その結果，フライアッシュの内割外割の併用は，フライアッシュを用いない場合と比べて，ブリーディングおよび長さ変化を抑制することが明らかとなった．また，強度については，水結合材比および材齢に依存して，フライアッシュを用いない場合と比べて同等かそれ以上の性能を示すとともに，さらに，コンクリート製造による環境負荷を低減させることが明らかとなった．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｅ

  土木学会論文集Ｅ 65 (3), 332-342, 2009

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• fly ash
• bleeding
• length change
• carbonation
• compressive strength
• porosity
• environmental impact

詳細情報

• CRID: 1390001205255579392
• NII論文ID: 130004468542
• DOI: 10.2208/jsceje.65.332
• ISSN: 18806066
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可