Infanitle Hemangiopericytoma

書誌事項

タイトル別名
  • Infantile Hemangiopericytoma. A Case of Infantile Hemangiopericytoma.

抄録

3歳男児。生下時より, 右前頭から頭頂にかけて軽度陥凹し, 毛髪疎な局面があった。満1歳頃よりその前端に柔らかい小腫瘤が出現し, 次第に硬度を増し, また局面の後端にも柔らかい血管様の腫瘤が生じた。組織像では, 毛細血管の増生と一層の内皮細胞の外側に類円形の細胞の増殖を認めた。電顕にて基底板, 細胞質内の繊細なフィラメント, focal density(限局性の高電子密度部)を認め, 免疫組織化学的所見として, ビメンチン陽性, 第VIII因子関連抗原陰性であった。生下時よりまたは生後1歳までに生じるcongenitalあるいはinfantile hemangiopericytomaは, adult typeとは臨床経過から, また組織学的にも相違があるといわれている。自験例を加えた本邦18例について考察した。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 54 (2), 266-271, 1992

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (13)*注記

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679275801856
  • NII論文ID
    130004473780
  • DOI
    10.2336/nishinihonhifu.54.266
  • ISSN
    18804047
    03869784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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