アスパラガス促成栽培における若茎の生育に及ぼす品種,低温遭遇量,株養成年数および性別の影響

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タイトル別名
  • Effects of Cultivar, Extent of Cumulative Chilling Exposure, Age of Rootstock and Sex on Growth of Spear in Asparagus Forcing Culture
  • アスパラガス ソクセイ サイバイ ニ オケル ジャクケイ ノ セイイク ニ オヨボス ヒンシュ テイオン ソウグウリョウ カブ ヨウセイ ネンスウ オヨビ セイベツ ノ エイキョウ

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抄録

アスパラガス促成栽培における若茎の生育に及ぼす品種,低温遭遇量,株養成年数および性別の影響を検討した.<br> 曲がり症は,低温遭遇にともない発生率が低下し,曲がり症を発生した若茎に立枯病の病徴である導管褐変がみられなかったことから,促成栽培における曲がり症は休眠覚醒が十分でないことにより発生すると推定された.2年生株の供試品種のいずれにおいても,販売可能若茎重および若茎収穫本数は低温遭遇量が多い区で増加した.‘バイトル’および‘ウェルカム’は,低温遭遇量が少なくても曲がり症発生率が低下し,販売可能若茎重および若茎収穫本数が増加し,‘グリーンタワー’および‘スーパーウェルカム’より休眠が浅いと考えられた.‘グリーンタワー’の1年生株の雄株および雌株並びに2年生株の雄株では,曲がり症発生率および販売可能若茎重から判断すると,伏せ込み開始時期は2年生株を用いた従来の栽培よりも約2週間の前進が可能であることが示された.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 1 (3), 205-208, 2002

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (8)*注記

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参考文献 (17)*注記

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