黄色蛍光LEDによるパルス光照射が数種小ギク品種の発蕾,開花および切り花形質に及ぼす影響

  • 石倉 聡
    広島県立総合技術研究所農業技術センター 岡山大学大学院自然科学研究科
  • 後藤 丹十郎
    岡山大学大学院環境生命科学研究科
  • 梶原 真二
    広島県立総合技術研究所農業技術センター
  • 東浦 優
    兵庫県立農林水産技術総合センター

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Pulsed Lighting from Yellow Fluorescent Light Emitting Diodes on the Budding, Flowering, and Flower Characteristics of Small-flowered Spray-type Chrysanthemums
  • キイロ ケイコウ LED ニ ヨル パルスコウ ショウシャ ガ スウシュ ショウギク ヒンシュ ノ ハツツボミ,カイカ オヨビ キリバナ ケイシツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

明期20 ms/暗期80 msの時間構造を有する防蛾用黄色パルス光を小ギク生産で用いるために,放射照度(0,20,35および50 mW・m−2)が数種の夏秋ギク型と秋ギク型小ギク品種の開花および切り花形質に及ぼす影響を調査した.茎頂付近の放射照度が20 mW・m2では,すべての品種で,発蕾所要日数,到花日数,花房型などの切り花形質に大きな影響はみられなかった.しかし,35および50 mW・m2で栽培すると,これらの放射照度に対して敏感に反応し,開花までの日数で9.9~17.6日,切り花長で18.4~22.7 cm増加した品種がみられた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 12 (4), 419-426, 2013

    一般社団法人 園芸学会

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