凍結融解履歴が粒状路盤材の支持力特性に与える影響とその評価

• 川端 伸一郎

  北海道工業大学・空間創造学部

• 石川 達也

  北海道大学大学院・工学研究院

• 亀山 修一

  北海道工業大学・空間創造学部

書誌事項

タイトル別名

• Effect evaluation of freeze-thaw history on bearing capacity of base course materials

抄録

本研究では，新たに作製した凍結融解CBR試験装置を用いて，凍結融解作用が粒状路盤材（C-40）の支持力特性に与える影響を調べた。C-40のCBRは，すべての含水比条件で凍結融解履歴によって減少することが明らかとなった。凍結作用は粒子内の水分を排出させる効果があり，この現象によって1) 粒子間の摩擦が減少する，2) 間隙構造が変化する，と考えられ，これらの要因でCBRが低下することを示した。また，1) 粒子間摩擦の減少によるCBRの低下は，時間経過によってその値が回復するのに対して，2) 間隙構造の変化による場合は，時間による回復はみられないことを明らかにした。

収録刊行物

• 地盤工学ジャーナル

  地盤工学ジャーナル 9 (1), 1-13, 2014

  公益社団法人 地盤工学会

キーワード

• 舗装構造
• 路盤材
• 凍上試験
• 凍結融解作用
• CBR

詳細情報

• CRID: 1390001205257265536
• NII論文ID: 130004482949
• DOI: 10.3208/jgs.9.1
• ISSN: 18806341
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可