-
- 本間 明宏
- 北海道大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 林 隆一
- 国立がんセンター東病院頭頸科
-
- 松浦 一登
- 宮城県立がんセンター耳鼻いんこう科
-
- 加藤 健吾
- 東北大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 川端 一喜
- 癌研究会有明病院頭頸科
-
- 門田 伸也
- 四国がんセンター頭頸科
-
- 長谷川 泰久
- 愛知県がんセンター中央病院頭頸部外科
-
- 鬼塚 哲郎
- 静岡県立静岡がんセンター頭頸部外科
-
- 藤本 保志
- 名古屋大学医学部附属病院耳鼻いんこう科
-
- 岩江 信法
- 兵庫県立がんセンター頭頸部外科
-
- 大上 研二
- 東海大学医学部付属病院耳鼻咽喉科
-
- 松塚 崇
- 福島県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 吉野 邦俊
- 大阪府立成人病センター耳鼻咽喉科
-
- 藤井 正人
- 東京医療センター耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
-
- The current status of the treatment for T4 maxillary sinus cancer in Japan – a multi-institutional retrospective observation study
- The current status of the treatment for T4 maxillary sinus cancer in Japan ^|^ndash; a multi-institutional retrospective observation study
この論文をさがす
抄録
上顎洞原発扁平上皮癌T4症例について,わが国の治療内容の現状・予後を調査した。<br>【対象】2006年1月から2年間に研究協力施設28施設を受診した未治療の上顎洞原発扁平上皮癌T4症例。<br>【結果】128例登録され,根治を目指して治療を開始した118例(92.2%)について解析した。T分類はT4a:73例,T4b:45例であった。一次治療として,根治手術が39例に行われ,いわゆる三者併用療法のような上顎部分切除などの手術が25例に行われていた。手術を行わずに大量シスプラチンの超選択的動注療法と照射の同時併用療法が22例,静注の化学療法と照射の併用療法が19例,それ以外の非手術的な治療が13例に行われていた。全体の3年粗生存割合は59.9%,一次治療による原発巣の3年制御割合は51.0%であった。T4aN0M0(60例)およびT4bN0M0(36例)の3年粗生存率はそれぞれ74.0%,47.0%であった。<br>【結論】上顎洞原発扁平上皮癌T4症例のわが国の治療の現状,予後を把握することができた。今後の前向き試験の参照データとする予定である。
収録刊行物
-
- 頭頸部癌
-
頭頸部癌 39 (3), 310-316, 2013
日本頭頸部癌学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680200277632
-
- NII論文ID
- 130004510170
-
- ISSN
- 18818382
- 13495747
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可