鍼灸安全性関連文献レビュー2007~2011年

  • 古瀬 暢達
    (社)全日本鍼灸学会研究部安全性グループ(公募研究助成2010~2011年度) 大阪府立視覚支援学校
  • 山下 仁
    (社)全日本鍼灸学会研究部安全性グループ(公募研究助成2010~2011年度) 森ノ宮医療大学
  • 増山 祥子
    (社)全日本鍼灸学会研究部安全性グループ(公募研究助成2010~2011年度) 森ノ宮医療大学
  • 江川 雅人
    (社)全日本鍼灸学会研究部安全性グループ(公募研究助成2010~2011年度) 明治国際医療大学
  • 楳田 高士
    (社)全日本鍼灸学会研究部安全性グループ(公募研究助成2010~2011年度) 関西医療大学

書誌事項

タイトル別名
  • Case reports on adverse effects of acupuncture and moxibustion:a review of papers published between 2007 and 2011
  • シンキュウ アンゼンセイ カンレン ブンケン レビュー 2007~2011ネン

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抄録

【目的】2007年から2011年にかけて医学雑誌に掲載された鍼灸臨床における有害事象症例を把握するため。 <BR>【方法】医中誌Web及びPubMedを用いて、 国内及び海外において発表された鍼灸に関連する有害事象の論文を検索した。 検索に際しては、 鍼灸と各種有害事象のキーワードを用いた。 <BR>【結果】国内は39文献39症例が収集され、 感染症7件・臓器損傷11件・伏鍼・異物8件・神経損傷6件・皮膚疾患1件・灸による事象4件・その他2件であった。 海外は60文献が収集され、 感染19件 (うち、 集団発生例2件)・臓器損傷13件・伏鍼・異物5件・神経損傷9件・皮膚疾患5件・灸による事象2件・その他7件であった。 <BR>【結論】因果関係が不明な症例もあるが、 感染・臓器損傷・伏鍼の有害事象に占める割合は依然高かった。 安全性に関する情報を収集して鍼灸師にフィードバックする作業を継続的に行う必要性が示唆された。

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被引用文献 (2)*注記

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