ICUにおける注射薬廃棄に関する現状調査

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  • Survey for concerning disposal of intravenous medications in the ICU

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抄録

ICUでは診療科を問わず様々な疾患をもった患者が入室し,病状も刻々と変化するため,様々な理由により投与中の薬剤が廃棄されている。本研究では,薬剤の廃棄理由とその総額について調査を行った。2週間の調査より廃棄総件数382件,廃棄総額262,525円が確認された。診療科別廃棄件数・廃棄金額は心臓外科が最も多く,薬品別廃棄総額はカルペリチド,デクスメデトミジンが上位を占めていた。また,廃棄理由は「治療方針の変更」が最も多かった。本研究により,ICUにおける注射薬の廃棄原因や具体的な廃棄金額が明らかとなった。今後,日々の診療にICU薬剤師が積極的に関与することで,ICU患者の薬剤費を削減できる可能性が示唆された。

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