アトピー性皮膚炎に対するナローバンドUVB療法

DOI
  • 森田 明理
    名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学
  • 山本 あい
    名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学
  • 澤田 啓生
    名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学

書誌事項

タイトル別名
  • Narrow-band UVB Phototherapy for the Treatment of Atopic Dermatitis

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抄録

アトピー性皮膚炎の治療では,光線療法はファーストラインとして行われるステロイド外用治療でコントロールが難しい場合や副作用発現時などに用いられ,セカンドラインもしくはサードラインに位置する治療と考えられる。新しい光線療法であるナローバンドUVB(311nm)療法の治療の実際を紹介するとともに,照射プロトコールの提案を含めた。ナローバンドUVBは,その安全性と有効性からPUVA療法に代わり,乾癬,白斑,アトピー性皮膚炎などの難治性皮膚疾患に広く用いられるようになった。今後,アトピー性皮膚炎対して,薬物療法とあわせ光線療法の有用性が本邦でも明らかにされるだろう。名古屋市立大学病院での教育入院を含めたナローバンドUVB療法の経験も報告する。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 6 (Suppl.9), B26-B31, 2007

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

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