離岸流場周辺の波高と水位分布に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • 離岸流の時間変動特性について
  • Study on Wave Height and Mean Water Level around Rip Current
  • リガン ナガレバ シュウヘン ノ ナミ ダカ ト スイイ ブンプ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

現地海岸の極浅海域で計測された流速の時系列から, 離岸流と思われる離岸方向流速を抽出し, その時間変動特性について, 流速計設置位置と同じ位置で計測された水位変動と水深7m地点で計測された入射波の波群特性との関連で解析した. 対象海岸で入射波が顕著な波群を形成している場合は, その波群周期は100s~150s程度で, 極浅海域でその周期に対応する周期で長周期の水位変動が生じ, 離岸流の流速にも同じ周期成分の変動が検出された. 線形理論から推定される流速変動の振幅は0.2-0.3m/sに達することもわかった. しかし, 実測された流速変動にはそれより長い数十分の周期を持つ変動も含まれており, その成因については明らかにできなかった.

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