波-流れ相互作用が海浜流系の力学構造に及ぼす影響について

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タイトル別名
  • WAVE-CURRENT INTERACTION IN DYNAMICS OF BAROTROPIC NEARSHORE CURRENT SYSTEM

抄録

Vortex-force型Euler位相平均平面二次元浅水流モデルとray theoryに基づくWKB近似を用いた屈折方程式系(ray方程式)のカップリングモデルを用いて,流れから波へのフィードバック機構(CEW)が離岸流場と沿岸流場および両者間の遷移過程に対して及ぼす力学的影響について検討した.運動量収支解析の結果,遷移過程において砕波帯で生じる流れは,離岸流が卓越する場合はCEWによる波浪変形機構によってその発達が抑制されること,沿岸流が卓越する場合はCEWの効果が著しく低減し,CEWの有無による流れ場・運動量の空間的差異が低減する傾向にあることを明らかにした.しかしながら,非定常沿岸流場では,沿岸砂州周辺に発達する周期的なshear waveに伴う乱流運動エネルギー等がCEWによって有意に変化することを定量的に示した.

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参考文献 (13)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205319826432
  • NII論文ID
    130004551238
  • DOI
    10.2208/kaigan.70.1
  • ISSN
    18838944
    18842399
  • HANDLE
    20.500.14094/90002939
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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