複合応力作用下における摩擦減衰機構を有する集合RC柱の弾塑性変形性能

書誌事項

タイトル別名
  • THE ELASTO-PLASTIC BEHAVIOR OF THE RC COLUMN ACCOMPANIED WITH FRICTION DAMPING MECHANISM

抄録

レベル2地震動に対しても塑性変形に依らずに耐震性能を発揮する高性能な耐震柱を実現する方法として,集合弾性耐震構造が提案されている.矩形断面柱を鉛直軸方向に分割することで変形性能の向上を図るとともに,分割した柱部材を束ねるように強度の大きい拘束部材を設け,予めプレストレスを導入する.これにより変形時に柱部材間に摩擦が生じ,その摩擦によるエネルギー吸収による減衰効果が期待できる.さらにプレストレスを柱の高さ方向に適切に変化させることにより,柱の変形性能の向上を図る.このようにして耐震性能の向上を図ることが集合弾性耐震構造の基本的な考え方である.本研究では,集合RC柱供試体を対象とした静的正負交番載荷実験を行い,軸力-曲げモーメント作用下における柱の弾塑性挙動及び復元力特性を検証した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205350014336
  • NII論文ID
    130004556835
  • DOI
    10.2208/jscejseee.68.i_577
  • ISSN
    21854653
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ