東北地方太平洋沖地震時の自動車による津波避難の状況再現手法に関する研究―宮城県気仙沼市街地を対象として―

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タイトル別名
  • RESEARCH ON REPRODUCTION METHOD OF THE SITUATION OF TSUNAMI EVACUATION WITH CAR - CASE STUDY OF KESENNUMA CITY -

抄録

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は,東北地方を中心に甚大な被害を及ぼした.特に地震に伴って発生した津波による人的・物的被害は大きく,広範囲に及んだ.津波による人的被害が拡大した一つの原因として,自動車による避難が円滑に行えなかったことが挙げられている.自動車による避難について事後的検証を行なうことは,今後の津波避難のあり方を検討する上で必要不可欠であると考えられる.そこで本研究では,気仙沼市の市街地を対象地区に設定し,東北地方太平洋沖地震時の自動車による津波避難の状況を再現する手法について研究した.なお本研究では,自動車交通流の解析手法である確率的利用者均衡配分モデルを用いてシミュレーションを行った.現況再現性の高低については,地震発生後の道路の渋滞状況に関する目撃情報と,シミュレーションにより再現された渋滞状況とを比較して評価した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680326102528
  • NII論文ID
    130004557009
  • DOI
    10.2208/jscejseee.69.i_973
  • ISSN
    21854653
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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