舌側矯正装置の特性を取り入れた診断

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  • Diagnosis using the mechanical advantage of lingual brackets

抄録

リンガルブラケットを用いた矯正治療のメリットとして、審美性の優位が最初にあげられる 1)。一方ラビアルブラケットと比較すると、術者にとっては操作性が困難なこと 2)、患者にとっては舌感の悪さなどがデメリットとしてあげられる 3)。特に、下顎にリンガルブラケットを用いる場合、舌房が狭くなるため、その傾向はより顕著となる。その為、患者からの要望で、上顎のみリンガルブラケットを装着し、下顎にはラビアルブラケットの装着(以下ハーフリンガルとする)を選択することもしばしばある。しかし、リンガルブラケットの力学的な特性を活かすことにより、症例によっては、下顎にもリンガルブラケットを用いる方が有効な治療が行える。<br> 今回、フルリンガルとハーフリンガルの比較をしながら、舌側矯正装置の特性を取り入れて診断を行った症例を紹介する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680336439296
  • NII論文ID
    130004559174
  • DOI
    10.11284/jjloa.2012.13
  • ISSN
    1884538X
    18836216
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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