書誌事項
- タイトル別名
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- EFFECT OF DRYING AND WETTING PROCESSES ON AIR PERMEABILITY OF UNSATURATED SAND
抄録
土壌汚染サイトにおいて,汚染範囲を正確に把握し汚染除去工法の最適化を図る上で,吸引圧や飽和度とガス輸送特性の理解することは非常に重要である.本研究では異なる粒径・形状を有する砂試料を用い,乾湿履歴が土壌の通気係数に与える影響を調べた.その結果,同気相率条件で脱水過程の方が吸水過程よりも低い通気係数を示した.これは,ガスの通り道となる間隙の連続性が吸水過程に比べ,脱水過程で低いためと考えられる.通気係数の実測値にべき乗の予測モデル式を適用した結果,ガスの通り道の連結性を表すパラメータと水分特性曲線のモデルパラメータに相関性があることが明らかになった.粒径の違いによる影響は明確にはみられなかったが,粒子形状の違いが粒子間接点数ならびに通気に寄与する間隙の連結性に影響を与えることが示唆された.
収録刊行物
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- 土木学会論文集C(地圏工学)
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土木学会論文集C(地圏工学) 69 (3), 378-385, 2013
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205356316288
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- NII論文ID
- 130004559405
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- ISSN
- 21856516
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可