相互依存性を考慮した港湾における防災投資行動分析

書誌事項

タイトル別名
  • DISASTER PREVENTION INVESTMENT FOR PORT MANAGEMENT UNDER THE CONDITION OF INTERDEPENDENT RISKS

抄録

本研究では,重要インフラの一つである港湾に着目し,港湾における防災投資行動の分析を行う.一般に防災投資は,私的動機に基づいた自発的なものである.しかし,ネットワーク全体からみれば,取引相手港への影響も考慮した防災投資を行うことが最適となり,その間には乖離が生じてしまう.また,この港湾ネットワークにて防災投資を行うときには相互補完性が生じ,防災投資に関する意思決定のナッシュ均衡解が複数存在することがある.本研究では,災害債権を導入することで,私的動機に基づく防災投資とネットワーク全体からみた最適な防災投資との間に生じる乖離を改善できることを示した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680333840000
  • NII論文ID
    130004559686
  • DOI
    10.2208/jscejipm.68.i_155
  • ISSN
    21856540
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ