三次元離散解析手法による多方向配筋時のRC定着性能の微細構造解析

• 林 大輔

  清水建設技術研究所

• 長井 宏平

  東京大学 生産技術研究所

書誌事項

タイトル別名

• MESOSCOPIC SIMULATION OF RC ANCHORAGE PERFORMANCE IN MULTI-DIRECTIONAL REINFORCEMENTS BY 3D DISCRETE ANALYSIS

抄録

本研究では複雑な三次元配筋下における鉄筋の抜出し挙動及びひび割れ進展の再現と定着性能の評価を行うことを目的に，鉄筋端部形状，横方向筋量，鉄筋間のあきを変化させた場合の定着挙動を三次元離散解析手法を用いて解析し，実験との比較により検証した．結果，解析により得られたひび割れ性状が実験のものと一致し，定着方法や配筋により異なる複雑な三次元的なひび割れ進展を再現可能であることを示した．また荷重‐抜出し関係より，横方向筋による拘束効果が適切に考慮されていることを確認し，更に鉄筋間隔が非常に狭い過密配筋状態では，鉄筋間のコンクリートの材料特性を考慮し脆弱領域を導入することで適切にその定着性能を評価可能であることを示した．

収録刊行物

• 土木学会論文集E2（材料・コンクリート構造）

  土木学会論文集E2（材料・コンクリート構造） 69 (2), 241-257, 2013

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• RBSM
• anchorage performance
• transverse bar effect
• multi-directional reinforcement
• vulnerable area

詳細情報

• CRID: 1390001205357139072
• NII論文ID: 130004559862
• DOI: 10.2208/jscejmcs.69.241
• ISSN: 21856567
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可