大震時火災延焼シミュレーション・システムの提示による住民意識変化に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • RESEARCH ON THE RESIDENT CONSCIOUSNESS CHANGE BY PRESENTATION OF THE FIRE SPREADING SIMULATION SYSTEM IN CASE OF A BIG EARTHQUAKE

抄録

今後,発生が想定されている南海地震に対して,被害を軽減するための早急な対策が必要となる.特に,木造住宅が比較的密集した市街地では,二次災害として地震火災の発生が懸念される.地震発生時の気象条件次第では,火災延焼が広域に及ぶため,甚大な被害となる可能性が高い.著者らは,地震火災リスクを住民に提示し,防災意識を持たせることが大事であると考えている.<br> 本研究では,香川県丸亀市と愛媛県松山市の2地域を対象として,著者らが開発した大震時火災延焼シミュレーション・システムを住民に提示する前後で,自助・共助・公助に関するアンケートを実施している.そして,事前事後アンケートの回答結果を比較分析することで,開発したシステムが住民の意識に働きかける効果を分析している.最後に,今後のシステムの課題とリスクコミュニケーションへの活用方法について述べている.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680332103808
  • NII論文ID
    130004560140
  • DOI
    10.2208/jscejsp.68.i_161
  • ISSN
    21856621
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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