大気密度成層における擾乱の発達過程

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タイトル別名
  • The Development of disturbance on the atmospheric density stratification
  • タイキ ミツド セイソウ ニ オケル ジョウラン ノ ハッタツ カテイ

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抄録

日本の豪雨イベントを引き起こすメソスケールの現象の一つとして線状降水帯が挙げられるが,その物理機構については不明な点が多い。線状降水帯の形成過程を解明することは防災の観点から非常に重要である。そこで本研究では,線状降水帯が発生する条件の一つである不安定な成層をした大気場の空間特性を解析的に明らかにした。解析では,問題を単純化するために降水や熱力学的な効果は考えず,大気場における鉛直方向の擾乱の水平分布のみを考慮している。この解析により擾乱の発達とフルード数及び密度差に関する無次元パラメータとの関係が明らかとなり,これらと線状降水帯との関係性について考察した。

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