応急仮設住宅団地における協働型コミュニティ支援に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Community Support through Cooperative and Collaborative Activities in the Public Temporary Housing
  • The Case Study of Kasetsu-supporting Network members' activities in Sumita, Iwate
  • 岩手県気仙郡住田町の仮設支援協議会を中心とした支援活動より

抄録

本研究では、岩手県気仙郡住田町の3か所の応急仮設住宅団地を対象に、団地で実施されているコミュニティ支援活動の実態と、入居者のコミュニティ活動の状況や活動への評価を明らかにすることを目的とした。研究方法は、仮設支援協議会の各組織が実施している活動の日誌の分析と、入居者を対象としたアンケート調査分析である。研究の結論は次の通りである。まずコミュニティ支援活動は、多数の組織の連携により実施され、目的や支援組織のかかわりかたで9つに分類できた。その活動の傾向は時期によって変化している。活動に参加した程度は年齢によって差がみられた。仮設団地でのコミュニティ支援活動は住民から一定の評価を得ており、住民同士や支援者との交流機会の提供とともに、住民に気分転換等の精神的な効果を与えていた。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 47 (3), 361-366, 2012

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (1)*注記

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