免許返納を行うための要因と意識構造に関する研究

• 山本 和生

  岡山大学大学院

• 橋本 成仁

  岡山大学大学院

書誌事項

タイトル別名

• A study on the structure about the consciousness of relinquishment of the driver's license
• Comparison of who have driver's license and who relinquishment of the driver's license
• 免許保有者と返納者を比較して

抄録

高齢ドライバーの引き起こす交通事故の増加が社会問題となっている。こうした事故を防止する目的で、運転免許返納制度が実施されている。多くの人がいつかは運転を諦めなければならないことを考えると、高齢ドライバーの増加が確実な我が国では、返納を行える環境を整えていくことが非常に重要な課題である。そこで本研究では、免許保有者と返納者で「車に頼らなくても生活できる」と感じる要因の違いについて把握し、保有者と返納者をわける意識構造、返納者の返納満足度に関する意識構造について分析を行った。その結果、保有者と返納者で要因や意識構造に違いがあること、また保有者の返納制度活用意向や返納者の返納して良かったと感じる意識を高めていくためには、公共交通の充実度を高めていく必要があることを明らかにした。

収録刊行物

• 都市計画論文集

  都市計画論文集 47 (3), 763-768, 2012

  公益社団法人 日本都市計画学会

キーワード

• 運転免許返納
• 公共交通
• 住民意識

詳細情報

• CRID: 1390282679189770624
• NII論文ID: 130004567367
• DOI: 10.11361/journalcpij.47.763
• ISSN: 21850593
• ISSN: 09160647
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/47/3/47_763/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可