歴史的町並み景観保存のための空地周りの修景手法のあり方に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the framework of historical streetscape protection methods around vacant lots
  • 歴史的町並み景観保全のための空地周りの修景手法のあり方に関する研究 : 兵庫県篠山市・たつの市を事例として
  • レキシテキ マチナミ ケイカン ホゼン ノ タメ ノ クウチ マワリ ノ シュウケイシュホウ ノ アリカタ ニ カンスル ケンキュウ : ヒョウゴケン ササヤマシ ・ タツノシ オ ジレイ ト シテ
  • A case study of Sasayama and Tatsuno in Hyogo Prefecture, Japan
  • 兵庫県篠山市・たつの市を事例として

この論文をさがす

抄録

本研究は兵庫県篠山市とたつの市を対象として、ヒアリング、住宅地図の分析、現地調査から、空地の利用状況、空地からみえる隣地建物の側面の特徴と通りからの見え方を明らかにし、歴史的町並み保存のための空地周辺の修景手法の考え方の枠組みを示すことを目的としている。空地は、建物が通りからセットバックしてできた空地の場合、空地の奥行距離が短く、通り景観に駐車車両が並びやすく、セットバック空地のまわりで街路景観への影響があることを指摘した。また空地の隣地建物の側面が1つの素材の場合で、特に平入町家の妻側の面は、街路景観からの可視性が高く、歴史的町並みの細やかなスケール感と合いにくいことも明らかにした。分析で得た知見をふまえ、空地の状態と空地の隣地建物の側面に応じた修景手法の枠組みを示し、結論としている。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 48 (3), 1053-1058, 2013

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ