地方都市における長期優良住宅の立地実態とその課題に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Problems of Long-life Quality Housing Location in Local City
  • Case Study on Nagaoka City
  • 長岡市をケーススタディとして

抄録

本研究は、長期使用を前提とした長期優良住宅に着目し、長岡市を事例としてその立地動向を把握するとともに、周辺環境や居住意識を明らかにすることで、長期優良住宅制度の抱える課題を探ることを目的とする。長期優良住宅の立地を見ると、人口密度が低く基盤整備も低水準にとどまる地域での割合が高くなっていた。また、そのような地域の長期優良住宅居住者は周辺環境や日常生活の利便性を犠牲にして、立地場所を選んでいる。施主の制度に対する認識が低いことにも問題がある。長期優良住宅の持続性は、地区環境や生活環境にも影響されるため、今後は立地誘導が必要だと考える。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 48 (3), 735-740, 2013

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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