インドネシア・アチェ州におけるインド洋大津波災害からの復興住宅地・再定住地における定住意識とその影響要因に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Factors influencing Attitude toward Settling down in Rebuild Settlement Site and Resettlement Site after the Indian Ocean Tsunami in Ache Province, Indonesia
  • インドネシア ・ アチェシュウ ニ オケル インドヨウ オオツハ サイガイ カラ ノ フッコウ ジュウタクチ ・ サイテイジュウチ ニ オケル テイジュウ イシキ ト ソノ エイキョウ ヨウイン ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究は、2004年に発生したインド洋大津波により被災したインドネシアのバンダ・アチェを対象として、復興市街地における住民の定住意識とそれに影響を与える要因を明らかにすることを目的としたものである。研究手法としては、関係者へのヒアリング及び復興市街地に居住する住民へのアンケート調査、その共分散構造分析によるモデルの作成である。調査は津波前の住居と同じ場所に再建を行った復興市街地1カ所と、津波前の場所から移転をして住居を建設した再定住地2カ所を対象とした。調査の結果、3カ所において、住民は比較的高い定住意識を持っていることが明らかになった。分析の結果、住民の定住意識が高い住宅地の条件として、満足のいく職業があること、家の設備が十分であること、満足のいく近隣付き合いがあること、職場や公共施設へのアクセシビリティに満足をしていることがあることが明らかになった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 48 (3), 867-872, 2013

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (1)*注記

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