郊外戸建住宅団地における空き家・空き地及び居住者構成の変容

書誌事項

タイトル別名
  • The transformation of the spatial uses of vacant houses and vacant lots and the demographic structures of the residences in suburban housing estates
  • the case study in the Kani City, Gifu Prefecture
  • 岐阜県可児市を対象として

抄録

本研究は、初期の開発から30年以上経過した郊外住宅団地の変化を、空き家・空き地に着目して明らかにすることを目的としている。対象とする調査は、2005年と2012年に、可児市の17団地で実施されたものである。2005年から2012年の空き家・空き地の変化と、2012年における管理状況の把握、人口・世帯数・高齢化率などの推移、団地居住者の意向調査結果から団地の類型化を行い、空き家率と高齢化率・人口構成比の関係などを整理した。主な結果は以下の通りである。(1)空き家の著しい増加と空き地の減少が見られた。(2)管理放棄された空き家・空き地の比率は、現状まだ低い状況である。(3)空き地への対策は、団地居住者に期待され、空き家への対策は、市町村に期待されている。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 48 (3), 999-1004, 2013

    公益社団法人 日本都市計画学会

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