書誌事項
- タイトル別名
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- Morphology and Surface Analysis Using 1H Pulse NMR of Glass Fiber Treated with Mercapto Group Containing Silane Coupling Agents
抄録
アルコキシ基の数が2または3のメルカプト基含有シランカップリング剤で,ガラス繊維の表面処理を行った。シランの0.2~1.0wt%2-プロパノール溶液にガラス繊維を浸漬し,溶媒を室温で乾燥させた後に加熱した。シランの付着瞳は処理溶液の濃度とともに上昇した。処理層のモルフォロジーを走査型電子顕微鏡で観察した。その結果,未処理ガラス繊維表面との比較から,処理系はいずれも表面がシラン層で覆われているようであったが,アルコキシ基の数が2の場合は処理層の上に球状の凝集体が付着していた。シラン分子鎖の易動性を1HパルスNMRで検討した結果,その緩和挙動からアルコキシ基の数が2の場合はフレキシブル,3の場合はリジッドであることを示していた。これは,繊維表面上のシランの付着量に依存しなかった。
収録刊行物
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- Journal of The Adhesion Society of Japan
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Journal of The Adhesion Society of Japan 48 (1), 4-9, 2012
一般社団法人 日本接着学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679251709696
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- NII論文ID
- 130004568092
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC38XjtlWqs7w%3D
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- ISSN
- 21874816
- 09164812
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可