中世以前の抹茶の粒度と味
-
- 沢村 信一
- 株式会社伊藤園中央研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Particle Size and Taste of Matcha Produced before the Middle Ages
- チュウセイ イゼン ノ マッチャ ノ リュウド ト アジ
この論文をさがす
抄録
現代の抹茶は,微細に粉砕され,滑らかな食感である。このように微細になったのは,茶の栽培技術や粉砕道具の発達を考慮すると近世になってからと考えられる。粉砕の面から抹茶を4期に分けて再現し,その粒度を測定し味の評価を行った。薬研で粉砕した2種類の抹茶は,粒度が粗く,ざらつきを感じた。味は,強い苦味を感じた。2種類の茶臼で粉砕した抹茶は,微細に粉砕され,滑らかな食感であった。味は,まろやかでうま味を感じた。
収録刊行物
-
- 日本調理科学会誌
-
日本調理科学会誌 44 (3), 231-237, 2011
一般社団法人 日本調理科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205504706944
-
- NII論文ID
- 110008662313
- 130004587442
-
- NII書誌ID
- AN10471022
-
- ISSN
- 21865787
- 13411535
-
- NDL書誌ID
- 11141074
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- NDL-Digital
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可