許容範囲付きデータに対するクラスタリングの妥当性基準

DOI
  • 日置 彩子
    筑波大学大学院 システム情報工学研究科 リスク工学専攻
  • 遠藤 靖典
    筑波大学大学院 システム情報工学研究科 リスク工学専攻
  • 濱砂 幸裕
    近畿大学 理工学部 情報学科

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Cluster Validity Measures for Data with Tolerance

抄録

クラスタリングとは,外的基準なしにデータをいくつかのクラスタに分類する方法であり,その代表的手法としてハードc-平均法(HCM)やHCMにファジィ理論を導入したファジィc-平均法(FCM)が挙げられる.データをクラスタリングするには,予めクラスタ数を与えなければならないが,データに対する適切なクラスタ数が分からない場合が少なくない.そこで,クラスタ数の妥当性を評価する指標がこれまでに数種提案されており,これらは妥当性基準と呼ばれている.また,データの表現に関する考えとして許容の概念が提案されており,これを導入した許容範囲付きデータに対するFCM(FCMT)の研究も行われている.許容の概念を取り入れた妥当性基準は既に提案されているが,これは許容そのものを評価する指標とはなっていない.そこで,本研究では許容そのものを評価できる新しい妥当性基準を提案し,数値例によりその性能を評価する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205673994624
  • NII論文ID
    130004591986
  • DOI
    10.14864/fss.27.0.73.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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