大気中の<sup>7</sup>Be、<sup>10</sup>Be濃度と同位体比の季節変動

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タイトル別名
  • Seasonal variations of <sup>7</sup>Be and <sup>10</sup>Be concentration in near-surface air

抄録

宇宙線生成核種Be-7(半減期53.3日)とBe-10(半減期150万年)は、大部分が成層圏で生成し、エアロゾルに吸着し地表に降下するため、地表付近のBe-10濃度、Be-10/Be-7は成層圏からの大気移動のトレーサーとして利用出来るが、緯度分布を持ち、季節変動するために定量的議論をするためには定点連続観測が必要である。しかし陸上で観測を行うと周辺の陸地からの再浮遊の影響によりBe-10/Be-7が変化する。そこで本研究では東京都心と陸地からの影響が比較的少ないと考えられる八丈島で2002_から_2003年の間、エアロゾルをハイボリュームエアサンプラーでろ紙に回収し、Be-7を非破壊γ線測定で、Be-10は分解、精製後にAMS測定を行い、Be-7、Be-10濃度とBe-10/Be-7についての比較を行った。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680709720192
  • NII論文ID
    130004592172
  • DOI
    10.14862/geochemproc.51.0.144.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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