東京と福岡における大気中の<Sup>7</sup>Be・<sup>10</sup>Be濃度の同期観測
抄録
2005年4月に東京において12時間ごとの大気中の7Be・10Be濃度の観測を行った。また2005年11月と2006年4月に東京と福岡において12時間ごとの大気中の7Be濃度の同期観測を行った。2005年4月の東京における大気中の7Be・10Be濃度は昼高く、夜に低い変動傾向を示した。これは昼間の大気は地表により温められたために上層まで対流するが、夜間は地表が冷えるため境界層が成層になり地表付近まで自由大気の物質の降下が起きていないためと考えられた。2005年11月の同期観測においては東京と福岡で前線の通過に伴い、12時間の時差をもって7Be濃度の急激な減少が観測された。このことは大気中の7Be濃度は水平移流による変動より、直上大気の気圧配置による変動が大きいためではないかと考えられた。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 53 (0), 197-197, 2006
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205730976768
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- NII論文ID
- 130004592815
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可