西部北太平洋亜寒帯域 ”Twilight zone” における沈降粒子中窒素の分解過程とそれが窒素同位体比に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Decomposition of sinking particulate nitrogen in the twilight zone in the western subarctic Pacific and its influence on the nitrogen isotopic ratio

抄録

西部北太平洋亜寒帯域のtwilight zone(有光層下から1000mまで)における沈降粒子中窒素の分解過程とそれが窒素同位体比に及ぼす影響について知見を得ることを目的とした。沈降粒子は、セジメントトラップにより、2005年3月20日から9月18日にわたり、水深150m、540m、1000mにおいて採取された。サンプリング間隔は、7日あるいは14日である。解析に際して、150mにおける沈降粒子束を初期値として、540m、1000mの沈降粒子束を復元できる単純な沈降モデルを作成した。本モデルでは、1) 粒子は凝集し、全成分が同時に沈降すること、2) 主成分のうち、有機物、炭酸カルシウム、オパールは沈降過程において分解すること、3) 深度が増すにつれて沈降速度が速くなること、4) バラスト鉱物(炭酸カルシウム、オパール、陸起源物質)は分解しない一定の有機物を有すること、を仮定した。本モデルを用いて上記解析を行ったので報告する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680709126272
  • NII論文ID
    130004593108
  • DOI
    10.14862/geochemproc.54.0.24.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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