ナンノ化石量に連動した海洋堆積物の窒素炭素同位体比と水銀含有量の第四紀気候変動

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タイトル別名
  • Climatic changes of nitrogen and carbon isotopic ratios and mercury content in the Quaternary sediments

抄録

カリブ海バハマ沖と湧昇地域である東太平洋ペルー沖およびインド洋オマーン沖で掘削された第四紀堆積物コア中の石灰質ナンノ化石の上部透光帯種と下部透光帯種の相対量に連動した堆積有機物の窒素炭素同位体比及び水銀含有量の変動関係を検討した。バハマ沖では30‐130万年前の全期間で両同位体比と水銀含有量の変動領域に変化は見られない。一方、現在から50万年前までのペルー沖およびオマーン沖の堆積物からは、各々25万年前と20万年前を境に両同位体比と水銀含有量に明確な変化が観測された。これら両海域の結果は、25万年前と20万年前を境に透光帯の水塊構造変動を支配する海上風強度に大きな変化があったことを示唆している。このような堆積物コアの微化石量と同位体比および水銀量変動と気候変動との関係について発表する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205732638592
  • NII論文ID
    130004593475
  • DOI
    10.14862/geochemproc.57.0.85.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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