アミノ酸窒素安定同位体比を用いた浮魚の栄養段階の決定と食物網構造

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  • Determining the trophic levels of pelagic fishes using compound-specific stable isotopic analysis of amino acids

抄録

カタクチイワシ,マイワシは,胃内容物観察では前者は,主に動物プランクトン食といわれてきたがδ15N値には大きな変異があり,栄養段階(TL)は明確ではなかった.後者は主に植物プランクトン食といわれてきた.海洋食物網におけるKey speciesであるこれらのTLを決定することは,海洋生態系の生物多様性の保全と漁業管理において重要である.bulk法によるTLの推定は不確かなことがあった.近年,TL決定のために,一次生産者を採捕/分析せずに捕食者だけのアミノ酸毎のδ15Nを調べる方法が開発された.グルタミン酸とフェニルアラニンの窒素安定同位体比の比較から,生物のTLを決定した.δ15Nが著しく幅広い変異を示したカタクチイワシはどちらの個体でもTLは3であった.これを基にその食源を復元した.これらの食物網構造について検討する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205731648512
  • NII論文ID
    130004593585
  • DOI
    10.14862/geochemproc.59.0.185.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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