大山コザ市政と琉球列島米国民政府

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • The Politics of Koza City under the U.S. Military Administration:
  • An Aspect of the Militarization of a Local Community
  • ―地域社会軍事化の一局面―

抄録

米軍統治下の旧コザ市は嘉手納空軍基地の門前町として都市形成が進み、米軍基地と沖縄社会が融合し対立した特異な場所である。こうしたコザ市の分裂や対立は統治する米軍諸機関と統治されるコザ市民が具体的な意図をもって「行為」することで生まれてきた。したがって、コザ市の政治構造を理解するためには、これら行為する組織や人の意図や行為そのものを検討する必要がある。そこで本発表では琉球列島米国民政府the United States Civil Administration of the Ryukyu Islands(USCAR)が作成した文書を用い、1960年代の大山朝常革新市長率いるコザ市政がUSCARとの間でどのような緊張関係におかれていたか、具体的な事例についての関係者・組織の言動や意思決定の過程を通して明らかにしてみたい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680569641856
  • NII論文ID
    130004596703
  • DOI
    10.11518/hgeog.2009.0.54.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ