北海道幌満縞状カンラン岩体に見られる苦鉄質岩の化学的性質と成因
書誌事項
- タイトル別名
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- Compositional variation of minerals in the Horoman layering peridotite and mafic rock, Hokkaido, Japan
抄録
幌満カンラン岩体の縞状構造に対する成因論は多く存在する.本研究では,これまで着目されなかった対称構造を有する苦鉄質岩カンラン岩互層に対して,カンラン石・両輝石の化学組成分析を行った.また,化学組成分析結果と岩相変化を対応付け,特にMg#プロファイルが岩相により異なることが明らかになった.また,造岩鉱物のモードが,岩相境界を除いてほぼ均質であった.これらの結果から,Mg#プロファイルの成因として,マグマ貫入による融解結晶化作用ではなく,異なる岩相の接触による物質拡散を考えることができる.しかし,単なる拡散現象でMg#プロファイルの岩相による違いを説明することは難しい.この困難は,各岩相の鉱物モードを考慮した拡散を考えることで解決できることが期待される.
収録刊行物
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- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
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日本鉱物科学会年会講演要旨集 2009 (0), 62-62, 2009
一般社団法人日本鉱物科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680521348096
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- NII論文ID
- 130004601451
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可