ブロック共重合体ラメラ相のずり誘起構造転移

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タイトル別名
  • Shear-induced Structural Transition of the Block Copolymer Lamellar Phase

抄録

ブロック共重合体ラメラ相は流動下において、ラメラ相の法線ベクトルがずり速度勾配に沿った平行配向から、速度勾配方向に直行した垂直配向へと配向転移をしめすことが知られている。しかしながらある条件下において、平行配向から膜がベシクル状に閉じたオニオン相へも構造転移することも知られている。このラメラ配向転移とラメラ/オニオン転移は、これまで独立な研究対象であったが、最近、同一の系においてわずかな組成の違いによってラメラ配向転移がラメラ/オニオン転移へと変化することが見いだされた。これは、同一の系を用いることによりどのような条件下においてラメラ相の構造転移が達成されるのか、その構造転移経路を明らかにするために適した系が見い出されたことをしめす。この系についてラメラ配向転移とラメラ/オニオン転移を示す動的相図を作成したので、報告する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680570473600
  • NII論文ID
    130004604585
  • DOI
    10.11345/japannctam.59.0.43.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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