不連続変形法による城郭石垣の地震時安定性に関する検討

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タイトル別名
  • Stability evaluation of stone wall of castle for earthquake by discontinuous deformation analysis

抄録

仙台城の石垣は老朽化により昭和40年ごろから石垣にはらみだしが生じ、崩壊の危険性が高まってきた。そこで、青葉山公園整備事業の一環として、文化財保護と防災の両面から仙台城石垣修復工事が実施されている。本報告では簡易石垣モデルによって従来の安定計算手法と不連続体の解析手法の一つである不連続変形法(DDA)を比較し、DDA解析の妥当性を検証した。そして、実際の石垣が極限状態になり得ると考えられる地震力をDDA解析によって求め、修復後の石垣の地震時安定性について検討した。その結果、石垣の崩壊震度は300~330galの間になることが分かった。

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  • CRID
    1390001205597995904
  • NII論文ID
    130004620833
  • DOI
    10.11512/jiban.jgs38.0.1633.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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