液状化土塊の水中重力流れのダイナミクス

• 関口 秀雄

  京都大学

• 佐々 真志

  京都大学

• 宮本 順司

  京都大学

書誌事項

タイトル別名

• The Dynamics of Liquefied Sediment Flow undergoing Progressive Solidification

抄録

本研究の目的は、沿岸域における液状化堆積物の重力流れ過程を予測しうる数値モデルを提案することである。具体的には、堆積物重力流れの内部において発生する凝固過程を考慮して、液状化土の流れダイナミクスを記述できる解析フレームワークを開発している。 流れ表面と流体土/凝固領域の間に形成される内部堆積土境界の双方が同時に発達する移動境界条件の下で、ナビエ-ストークス式系と圧密式の連成システムを数値的に解いている。重力場における液状化土塊の外部流体への流動解析により、液状化堆積物流れは、流動中の液状化土と堆積物内で進行的に凝固する領域間の動的相互作用の帰結として、徐々に減速し停止することを明らかにしている。

収録刊行物

• 地盤工学研究発表会 発表講演集

  地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 2239-2240, 2003

  公益社団法人 地盤工学会

キーワード

• 重力流れ
• 液状化
• 凝固

詳細情報

• CRID: 1390282680575739136
• NII論文ID: 130004621169
• DOI: 10.11512/jiban.jgs38.0.2239.0
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可