スギ幼齢木の成長と土壌水分・地下水位の分布の関係

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抄録

約50mの山地源流域の斜面をおよそ10_m_ごとに区切り、各地点で地下水や表層土壌の体積含水率の分布や変動、葉内窒素濃度、土壌や地下水中の窒素養分濃度を連続的に調査した。そしてそれらと、幼齢スギの成長との関係について考察することを目的に研究を行った。その結果、斜面下部のほうがより湿潤で地下水中に溶けている養分も多く、葉中窒素濃度も高いことが分かった。これらの結果は斜面部位に対応しており、スギの成長量とも対応していることが分かった。その結果、対象斜面において斜面部位によるスギの成長の違いに影響を与える大きな要因として、水と無機養分(窒素)の分布の偏りであることが示された。

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  • CRID
    1390282680689741184
  • NII論文ID
    130004627642
  • DOI
    10.11520/jshwr.19.0.111.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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