陸屋根に作用する風荷重の確率論的評価手法

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タイトル別名
  • Wind Load Evaluation on Flat Roof by Probabilistic Method

抄録

本研究では、陸屋根の屋根面に作用する風荷重を確率論的な評価手法を用いて評価することを試みた。屋根面に作用する風力係数の確率分布は、ワイブル分布を用いて近似することが可能であるが、より精度良く近似する方法を提案した。その結果から風力係数の超過確率を求め、それに基づき評価を行ったところ、次のような考察をえた。建築物荷重指針に示された風力係数の超過確率は、理論的には0.17%となるはずであるが、10%を越えている部分があり、風力係数による評価だけでは危険である可能性がある。超過確率が0.17%となるためには、指針に示された局部負圧の領域を広く取るとともに、風力係数の値を2割程度割ります必要があることがわかった。また、壁面に開口が有る場合と無い場合を比較したところ、開口が隅角部に近い場合の方が屋根面の荷重への影響は大きく、隅角部で2割、屋根中央部で4割程度増加することが超過確率に基づく評価から示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205592924160
  • NII論文ID
    130004644341
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.19.0.349.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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