瓦と正方形平板の飛散性状のシミュレーション

• 岡崎 純也

  京都大学大学院工学研究科

• 丸山 敬

  京都大学防災研究所

書誌事項

タイトル別名

• Simulation of Roof Tile and Square Flat Plate Scattering In Wind

抄録

本研究では瓦に作用する空気力を６分力計によって明らかにし、その結果を用いて一様流中での瓦の６自由度の運動シミュレーションを行った。得られた計算結果と正方形平板の空気力特性を用いた同様な結果を比較しながら、瓦の飛散性状を検討した。その結果、瓦と正方形平板について落下地点の分布は風方向では大きな差は見られなかったが、風直角方向では瓦の方が少し拡がりが大きかった。地面到達時の終端並進速度には瓦と正方形平板であまり差がみられなかった。終端回転速度については、面内方向の軸まわりの回転に正方形平板では方向性が見られない一方、瓦ではある方向まわりの回転が卓越する傾向がみられた。

収録刊行物

• 風工学シンポジウム論文集

  風工学シンポジウム論文集 22 (0), 377-382, 2012

  一般社団法人 日本風工学会

キーワード

• 風による飛散物
• 瓦
• 飛散性状

詳細情報

• CRID: 1390001205593694464
• NII論文ID: 130004644513
• DOI: 10.14887/kazekosymp.22.0.377.0
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可