<b>トリアジン骨格を有するエポキシ樹脂/マレイミド樹脂の </b><b>高耐熱性成形材料への応用 </b>

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タイトル別名
  • <b>High Thermal Resistant Molding Compound Using Hybrid Resin System of </b><b>Epoxy Containing Triazine Ring and Bismaleimide </b>

抄録

マレイミドの二重結合の反応性を利用して,マレイミド樹脂をトリアジン骨格含有アリル化エポキシ化合物(DAMG,MADG)とアミンで変性することにより,高耐熱性と低熱膨張性を示す樹脂硬化物を得た。この混合系樹脂は,DAMG やMADG の代わりにビスフェノールA 型エポキシ樹脂を用いた場合と比較して,30℃以上高いガラス転移温度と400℃に近い熱分解温度,50 ppm 台の低熱膨張性を示した。さらに,次世代パワーデバイスに対応する高耐熱性封止材料の開発を目的として,この混合系樹脂を成形材料化した硬化物は,樹脂硬化物の場合と同様に優れた耐熱性と低熱膨張性,および難燃剤の添加なしでUL 規格による難燃性V-0 を示した。これは,従来のフェノール硬化エポキシ樹脂封止材料の性能を超えるものであった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680437479424
  • NII論文ID
    130004648317
  • DOI
    10.11364/networkpolymer.35.31
  • COI
    1:CAS:528:DC%2BC2cXmtVaqsr8%3D
  • ISSN
    2186537X
    13420577
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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