サンプル値制御理論による圧縮オーディオ向け高域補正技術

DOI
  • 藤山 晃治
    三洋電機(株)研究開発本部ヒューマンエコロジー研究所
  • 岩崎 直哉
    三洋電機(株)研究開発本部ヒューマンエコロジー研究所
  • 海部 陸
    三洋電機(株)研究開発本部ヒューマンエコロジー研究所
  • 蚊野 浩
    三洋電機(株)研究開発本部ヒューマンエコロジー研究所

書誌事項

タイトル別名
  • High Frequency Compensation for Compressed Digital Audio using Sampled-Data Control

抄録

MP3などの圧縮オーディオでは聴感的に影響が少ない情報が削減されるため、高周波成分の情報が少なくなり、圧縮率を上げると音質が劣化してしまう。我々はロバスト制御理論であるサンプル値制御理論に着目し、CD音源が含むと想定される同程度の高周波成分を、補間によって圧縮オーディオ信号に持たせることで音質を改善することを試みた。その結果、PEAQと呼ばれる聴感対応客観評価法によって、MP3の音質を著しく改善できることを確認した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680599874560
  • NII論文ID
    130004667814
  • DOI
    10.11509/sci.sci06.0.203.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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