書誌事項
- タイトル別名
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- A clinical study of adult bilateral laryngeal paralysis
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抄録
両側喉頭麻痺が生じた場合,呼吸困難,嗄声など様々な症状を引き起こし,緊急で気道確保が必要になることもある。過去10年間に当科を受診した喉頭麻痺症例405例のうち両側喉頭麻痺症例39例(9.6%)について麻痺の原因,治療経過を中心に検討をした。原因は術後性10例(心・血管系7例,甲状腺癌3例)と最も多く,特発性8例と続いた。原因として心・血管系手術後に多い傾向があり心臓外科医に啓発する必要がある。治療としては気管切開が18例に施行された。われわれは気管切開の適応を呼吸困難の程度や声門間隙の広さ,原因疾患を考慮して判断している。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 24 (1), 69-73, 2014
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680261188736
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- NII論文ID
- 130004688338
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可